猫の個別相談、外猫さんのTNR捕獲に行って来ました。

こんばんは、虹の橋です。

 

今日は猫さんの捕獲があったので、あまり寒くならなくて良かったです。

 

 

 

一昨日、知り合いの餌やりさんから電話がありました。

 

TNRの相談です。

 

オペが終わっていない猫がいて、メス猫だから妊娠する前に捕獲オペをして欲しい、とのお話です。

 

翌日、現地に下見に行きました。

 

現地の餌やりさんが良い人で、詳しく案内をしてくれました。

 

過去にも何度か捕獲を試みたけど、警戒心が強く、全く捕獲できない猫さんだそうです。

 

手強そうな相手なので、作戦を立ててから捕獲に向かいました。

 

今日は大丈夫でしたが、冬の捕獲はちょっと辛いものがあります。

 

何より寒いのです。

 

捕獲器から目が離せないので動かずに、ジッと見張っていると、身体が芯から冷えてきます。

 

勿論、厚着をしたり、カイロで寒さ対策をしていますが、それでも凄く寒いです。

 

ですが、私はペット火葬業を開業した頃に、熱線入りのベストを手に入れました。

 

電源を入れると、着ているベストが暖かくなります。

 

ペット火葬をしている時もずっと外にいるので、冬は大変重宝しています。

 

寒さ対策はこのベストでOKですが、次の問題は暗さです。

 

外猫さんは、お昼間ではなく、ほとんどが夕方や夜間、早朝に餌を食べに来ます。

 

しかも、周りからは見えにくい場所で餌やりをしている場合が多いのです。

 

冬は日没が早いので、暗くなる時間も早いです。

 

人通りが少ない場所は外灯も少ないので暗いです。暗いと猫がよく見えないのです。

 

餌やりではなく、捕獲なので猫に近づく事は出来ません。

 

通常の捕獲器なら、ガシャン！という音で捕獲出来た事が分かりますが、今回使用する捕獲器は手強い相手用の、ドロップ式の捕獲器です。

 

これを使う場合は、ターゲットの猫が見えないと意味がありません。

 

日没までが勝負です。

 

 

車の陰に隠れて猫さんの登場を待っていたら、30分程でターゲットの猫さん、出て来ました！！

 

猫さんの安全を確認してロックオン！

 

やったー！　捕獲することができました。

 

いつも捕獲をした際は、餌やりさんに該当の猫さんか確認をしてもらうのですが、今日のこの猫さんには大きな特徴があったので、該当猫さんの確信がありました。

 

この猫さんは脚が3本しかないのです。

 

それを聞いていたので、間違いありません。

 

なぜ３本脚なのか、餌やりさんも分からないのですが、ちょっと見たところでは生まれつきのものではなく、切断になったような状態に見えました。

 

なかなか捕獲できないこの猫さんを、餌やりさんが心配していたこと、それは、この猫さんが出産をしてしまったら...です。

 

私も思います。　

 

大変だろう。

 

この猫さんも産まれた赤ちゃんも辛い事になるかもしれない。

 

 

捕獲することが出来て本当に良かったです。

 

 

ですが、今日に捕獲できるとは思っていなかったので、オペの予約を取っていません。

 

マズイ...。

 

恐縮しながら電話を掛けます。

 

事情を話して受け入れOKの承諾を頂き、そのまま猫ファーストの外猫さん専門病院に搬送し、脚の状態を伝えてお願いしました。

 

今の時期、妊娠している可能性があります。

 

どうか妊娠していませんように。

 

脚を失っているこの猫さん、もう失うものがありませんように。

 

どうか堕胎になりませんように。