２月22日の猫の日、自宅近くで起きた火災は...。

こんばんは、虹の橋です。

 

 

昨日は２月22日、猫の日でしたね。

 

猫好きには何だか嬉しく思う日ですが、とても悲しい事が起こってしまいました。

 

 

 

昨日の早朝、スマホが鳴りました。

 

見ると、ご近所に住む里親さんです。

 

脱走か！？

 

 

「どうされましたか？」

 

と聞くと、電話の向こうから泣き声がします。

 

「家が火事になりました。ごめんなさい、猫の所在がまだ分かりません。ごめんなさい、ごめんなさい」と泣きじゃくっています。

 

え？　何？　火事！？

 

血の気が引きました。

 

 

その里親さんのお家は、私の自宅から自転車で数分のところにあります。

 

その電話のやり取りを隣で聞いていた旦那が、早朝に尋常じゃない消防車の音がしていた！それか！！と！

 

心臓がバクバクする中、すぐに向かいました。

 

パトカーが止まっている。

 

本当の事なんだと思いました。

 

 

戸建てのお家は全てが焼け落ち、足が竦む惨状でした。

 

猫は！？　猫は！？

 

私に近づいて話しかけてきた警察官に尋ねました。

 

警察の方では詳細が分からないと言うことで、里親さんにも会えませんでした。

 

午後から現場検証をすると聞き、再度向かいました。

 

 

里親さん！　いました！！

 

私を見て、ごめんなさい、ごめんなさい、と今にも倒れそうな状態です。

 

里親さん、無事で良かった。

 

 

 

この里親さんは以前、譲渡会に来て下さって、保護猫シェルターにいる可愛い黒猫ちゃんと幸せの縁結びとなり、正式譲渡をされて、その黒猫ちゃんをとてもとても可愛がってくれていました。

 

たまたま私の家が近かったので、猫ちゃんのお届けやフォローを私が担当する事になりました。

 

マメに幸せ報告をして下さる里親さんで、ホームズ尼崎店さんで行われている譲渡会にもご支援品を届けてくれたり、ブログでご支援を募るとすぐに配送の手配をしてシェルターに物資を送ってくれる方です。

 

 

その方のご主人様は外国人の方で、祖国で仕事をされています。

 

昨秋に帰国されると聞いていて、新しく家族になった黒猫ちゃんに会う事を、会わせる事をご夫婦共に、楽しみにされていました。

 

そして帰国された際には、たくさんの祖国のスイーツをお土産に、ご夫婦でホームズ尼崎店さんの譲渡会に来てくれました。

 

綺麗な瞳の色をした素敵なご主人様は、片言の日本語で黒猫ちゃんとの触れ合いをジェスチャーを交えて話して下さいました。

 

大変可愛がって頂いている事が良く分かります。

 

日本でお正月を迎えて、楽しく触れ合う動画も送って下さいました。

 

ほんの２ヶ月前の事です。

 

それがまさかこんな事になるなんて。

 

 

 

消防に通報するために持ったスマホ一つだけが唯一の持ち物で、全てが焼け落ちてしまいました。

 

こんな事があるなんて。

 

 

事情を知った保護猫ふみふみの代表が、里親さんになってくれた大切な方だからと、バックアップをしてくれました。

 

当初はシェルターで当面を過ごしてもらう予定でしたが、不動産物件を持つ知り合いの方に事情を説明して掛け合い、部屋を用意してくれました。

 

部屋が決まり、一連の事情を聞いた、猫たちのお世話のためにシェルターに来ていたスタッフ達も協力をしてくれて、家から電子レンジ、コタツ、トースター、ストーブ、寝具などを持って来てくれ、シェルターからもテレビや電気カーペットを運び込み、なんと今日１日で急ぎの日用品も揃えてくれました。

 

 

代表、シェルタースタッフ達、大変だったよね。　本当にありがとう。

 

 

 

 

信じられないほど一瞬で全てを無くしてしまった里親さん、心情と状況を思うと胸が潰れる思いです。

 

シェルターのスタッフみんなで支えていきたいと思います。

 

 

目の当たりにした今回の事、実際に焼け落ちたお家を見た代表と火事について話をしました。

 

たくさんの猫を抱えるシェルターでは決して起こってはならない事です。

 

さらに安全対策を進めます。