自宅近くで起きた猫の飼育崩壊、レスキューに行くとたくさんのウサギがいました。
2024/05/06
こんにちは、虹の橋です。
尼崎は穏やかな気候が続いています。
先日、ある方から久しぶりの連絡がありました。
事の始まりは6年前です。
6年前の真夏、その日も暑い日でした。
私が所属している動物愛護団体に、ある連絡が入りました。
その内容は、
一人暮らしのお爺さんが倒れて救急搬送されたのですが、その家には数匹の猫がいるらしい。
そして、そのお爺さんは症状が重く、もう家に帰ることはできないから家に取り残された猫たちは餓死や熱中症で死んでしまう。猫たちを助けてほしい、保護をしてもらえないか?
というものでした。
当時は猫の保護施設がなく、引き取り先を血眼になって探し、見つからなければ自分の家に入れる、という流れがありました。
この流れには本当に困りました。
ボランティアメンバーの家はたくさんの猫たちで溢れかえって、もう余力はないという状態でした。
ですが、だからと言って放置することはできません。
幸い、そのお爺さんを担当しているヘルパーさん?知り合いの方?が病院で本人に許可と鍵をもらい、家に入ることができました。
その家は、たまたま私の自宅から数分のところにあったので、私も立ち会いをすることになりました。
そして、数匹の猫たちは捕獲され、保護をすることができましたが、頭数を把握できていないので、まだ猫が残っているかも知れない、と再度その家に行きました。
で、このお家、何とも奇妙なことに、2階の窓から梯子が設置され、3階に上がれるようになっていました。
個人で増築したような3階には家庭菜園と複数の小屋がありました。
???
なんとそれはウサギ小屋でした。
複数の小屋に5匹のウサギがいたのです。
この暑い中、よく何日も生きていたな、と思った事を覚えています。
暑い小屋の中、このまま置いて帰る訳にはいきませんが、「うさぎ」しかも「5匹」。
どうすればいい?
取り敢えず保護をしなければ。
ですが、誰もうさぎの扱いが分かりません。
鋭い前歯で嚙みつかれると怖いし、抱っこの仕方も分からないので、隅に追い込んで何とかキャリーケースに入ってもらいました。
かなりの時間がかかり、汗がダクダクでした。
さて、ここからが問題です。
このウサギたちの行き場所。
そんなところはありません。
しかももう夜間です。
どうすることもできないので、その場にいる人間がそれぞれ家に連れ帰ることになりました。
ですが、ウチには猫がたくさんいる。 どうしよう.....
共存できるのか?
それに旦那にも許可を得ないと。
事情を説明し、里親が見つかるまでウチで飼うことを話すと、
「あかんあかん、無理無理無理! 猫がぎょうさんおるのに、猫に食われてまいよるで!!」
と、おかしな理由で大反対!!
ですが、私は知っているのです。
旦那が怒って反対するのはその日、一日だけのこと。
翌日からは、率先して可愛がることは子猫で何度も証明されています。
ピーターラビットによく似たこのウサギはピーター君と名付けました。
はい。
ウサギでも例に漏れず、翌日からは
「うっさちゃーん」と、ご機嫌で相手をしていました。 やっぱりね。笑
一応、猫たちとは隔離をするためケージを建てて、猫がちょっかいを出せないようにしました。
猫たちも特別嫌がることもなく、大丈夫でしたが、問題は旦那にありました。
ウサギの人参を買ってこい、から始まって、ウサギのエサ係は俺がやると言い出し、夜中でもお腹が空いてるみたいやから人参切ってと起こされました。
暇さえあれば構い、何かと話しかけていると、ウサギも分かるんですね。
可愛がってくれる人間に懐くのです。
旦那がケージに近づくと駆け寄って来るのです。
そんな姿が可愛くて、ますます可愛がるようになりました。
ですが、このまま飼い続ける訳にもいかないので里親募集をしていましたが、なかなかご縁がなく、ピーター君がウチに来て半年が過ぎました。
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虹の橋
兵庫県尼崎市瓦宮
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