個別相談依頼のTNRで保護した仔猫ちゃんと、リターンする仔猫ちゃんの線引きに悩むとき②
2024/10/21
こんばんは、虹の橋です。
お昼間は丁度良いのですが、
尼崎の夜はもう、半袖では寒くなって、上着が欲しいと思うほど気温が下がるようになりました。
前回の続きです。
捕獲をした仔猫ちゃんは保護猫シェルター「保護猫ふみふみ」に入りましたが、実は同じ日にもう一軒のお宅で別の仔猫ちゃんの捕獲もしていました。
この仔猫ちゃんは、「保護猫ふみふみ」に行く前に、去勢のオペをするため先にTNRの専門病院に搬入していました。
生後5ヶ月。
捕獲はできたものの、こちらは微妙な大きさを少し越えてしまった感があります。
正確な月齢が分かるのは、この仔猫ちゃんの兄弟達3匹を6月に捕獲したからです。
警戒心の強いこの仔猫ちゃんは、数日かけても捕獲をすることができず、自身も捕獲され避妊のオペを施されている間に、他の3匹の仔猫を私に奪われたママ猫さんのすごいガードに阻まれてどうにも手詰まりになり、一旦仕切り直す事になりました。
それが6月の事で、親離れをしだした今回にやっと捕獲することができたのです。
猫さんは人間同様、個体差が大きいです。
穏やかな性格をした子、怖がりな子、攻撃的な子など、本当に様々です。
同日に捕獲をして「保護猫ふみふみ」に入れた方の仔猫ちゃんは、私と代表が少し見ただけで「保護できる!」と判断し、現に今、シェルターでお世話をすることができています。
長くたくさんの猫達と接していると、「感」なのか「経験」なのか、保護できる仔猫ちゃんと保護が難しい仔猫ちゃんの違いがある程度分かります。(ある程度なのですが(-_-;))
勿論、月齢の差もありますが、どちらにせよ人に慣れる事が難しい子を保護する事は大きなストレスを与えてしまう事にもなる為、その子の為にはならないのです。
明らかに飢餓や危険が伴う状況であればその限りではありませんが、今回の場合はお世話をしてくれている餌やりさんがいて、捕獲に立ち会いをしてくれたその餌やりさんも「この子の性格では保護は難しいと思うから、ママ猫ちゃんと一緒に私がお世話をします」と言って下さいました。
裏庭があり、安心してご飯が食べれる環境で、カラスに襲われる月齢を過ぎたこの子を保護しなかった理由です。
ただ、この子の兄弟達は今、「保護猫ふみふみ」でお世話をされており、人なれを経て譲渡会に参加をします。
幸せキップが届いたら、望まれたご家庭に歓待されて大事に大事に可愛がってもらい大切にされるでしょう。
ママ猫が必要な時期に誘拐され、小さな身体でとても恐い思いをした事は忘れてくれて、幸せなニャン生を送る事、
人がいない夜間でも常に危険が伴い、ヘソ天で眠る事など決してできないけれど、ママ猫が恋しい大事な時期にママが常に傍にいて、何事からも守られながら逞しく成長していくニャン生。
仔猫ちゃん達にとって、どちらが幸せなのか?
仔猫ちゃんを捕獲する時にママ猫さんがいる時は毎回気持ちがブルーになって正直しんどい自分がいます。
ママ猫さん達へ
私が連れ去った大事な仔猫ちゃん達は必要な医療を受けて、お腹を空かせる事なく安全な場所で過ごしています。
悲しい辛い思いをさせて、本当にごめんなさい。
どんなに謝っても許してもらえない事は分かっています。当然です。
仔猫ちゃん達に幸せキップが届くよう、これからも努力します。
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虹の橋
兵庫県尼崎市瓦宮
電話番号 : 090-3949-2484
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