出張火葬で自宅が分からず大遅刻、優しく迎えて下さった猫さんのご家族様、ありがとうございました。⑤
2025/01/16
こんばんは、虹の橋です。
寒いながらも尼崎の日中は日差しがあり、ベランダのブー太郎もぬくぬく小屋から出て、猫仲間と町内パトロールに行っていましたが、旦那がそれを見たらしく、友達と一緒にテコテコ歩いてたぞ、と笑っていました。
流石に日が落ちると冷え込みますが、外猫さん達を思うと、せめてこのくらいの寒さで収まって欲しいと思います。
前回の続きです。
「大丈夫ですよ。」
とてもお若いのに、凄くしっかりされたにゃーちゃんのお母さんの仰る事に間違いはないでしょう。
安堵した私に、
「寒い中、ありがとうございました。」
と、なんと此方を労う思いやりまで頂いて、また、凄い方だと驚きました。
そして、気になっていた子供さん達ですが、にゃーちゃんの事を正しく理解していました。
お母さんがきちんと説明をして下さっていたのです。
小さな子供さん達はとても聞き分けの良い子達で、屈託なく私にお話をしてくれました。
(本当に凄いなぁ)と、私は感心しきりでした。
お骨上げをして頂き、にゃーちゃんのお骨袋は子供さんが選んでくれました。
最初から最後の最後まで、大変丁寧なご対応を頂いたのですが、さらにはスイーツと飲み物までご用意下さっていました。
それだけではありません。
「気持ちです」と書かれた封筒を出されました。
ペット火葬の費用はもう既に頂いています。
直ぐにご供養料だと分かった私はお断りをさせて頂きました。
が、頑なに引いて頂けず、私も頂く訳にはいかないものなので、結構な封筒のやり取りになってしまいました。
頑なに、頑なに、感謝の気持ちですからと、仰って下さるのですが、
にゃーちゃんを、あんなにも大切に温かく送らせて頂けた私の方が感謝をしているのです。
やはり受け取る事はできません。
日が落ちて気温が下がり、上着を羽織っていないお母さんはかなり寒い、ここはもう妥協をして頂こうと、厚かましい話なのですがスイーツと飲み物を頂戴して引き揚げさせて頂こうと思い、紙袋を受け取りました。
ですが.....
妥協して頂く事は叶わず、熱いお気持ちに負けた私はその封筒を頂いてしまいました。
申し訳なさ過ぎる。(T_T)
丁寧に見送って下さる中、にゃーちゃんのお宅を後にしました。
恐縮しながらのその帰り道、やはり子供さん達の事が気になりました。
明日の朝、起きた時にいつもいるはずのにゃーちゃんが姿を現さない。
2人で家中を探して回るんじゃないか。
そしてその様子にお母さんの想いは.....
それを考えるとまた涙が出てきます。
ですが、あの聡明なお母さんです。
それは私の気持ちを落ち着かせてくれる大きな安心に繋がりましたが、泣きながら帰った私の話を聞いた旦那は、
「ええ家でその猫は幸せやったやん。良かったな。」と。
とても大事にされて子供さん達と幸せな日々を過ごし、みんなに愛されたにゃーちゃん、どうぞ安らかに眠って下さい。
そして...
「気持ちです」と書かれた封筒の中には、
な、な、なんと、とんでもない金額が入っていました。
これは――――――!!!
これはいけない。
子供さん達に高価な物を買える大きな金額です。
温かいお気持ちを充分に頂いた私がこれを頂く訳にはいかない。
にゃーちゃんを想う温かい優しいお気持ちは、猫達の為に使わせて頂こう。
保護猫シェルター「保護猫ふみふみ」のチャリティーグッズに充てさせて頂きました。
この売り上げは、全て保護猫達の医療費になります。
保護猫達が必要な医療を受ける事ができるという環境は、ボランティアにとって本当に有り難く、とてもとても嬉しい事です。
この温かいお気持ちは、保護猫シェルター「保護猫ふみふみ」に携わるみんなの心も温かくしてくれます。
ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
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虹の橋
兵庫県尼崎市瓦宮
電話番号 : 090-3949-2484
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