自宅で一人、ずっと頑張っている猫さん、その自宅に飼い主さんが帰る日は永遠になくなりました。
2025/02/25
こんばんは、虹の橋です。
私は居住地区の民生児童委員をしています。
その民生委員の活動の一環として、町内会の役員さんと一緒に高齢者の方の"見守りコール"と言うものをしています。
町内に居住し、希望する高齢者の方に2週間に一度、体調や近況を電話で確認すると言うものです。
今日がその日でした。
仕事で参加できない日もあるのですが、今日は行くことができました。
十数人の方に電話をしましたが、入院されたという方が2人も増えており、そのお2人は知っている方なので病状を危惧しましたが、これで現在の入院者は3人になってしまいました。
そして元々の入院者の方は、私がお世話に通っている猫さんの飼い主さんです。
1月1日に救急搬送され、もうすぐ2ヶ月が経とうとしています。
上腕の骨折もそろそろ良くなる頃でしょう。
飼い主さんの帰りを待ちわびている猫さんに吉報があればいいな♪と、私は今日、退院の目途を聞きに病院に行こうと思っていました。
午後の面会時間に合わせ、準備をしているとその病院から電話がかかってきました。
携帯電話を所持していないその飼い主さんは私と直通する事ができない為、買って来て欲しい物や、持って来て欲しい物などがある時には、病院のスタッフの方から電話がかかってきます。
今日に行く予定だったので、ナイスタイミング!
(何がいるのかな? 退院の話かな?) と思い電話に出てみると、
「今日の未明に容態が急変し、亡くなられました。」 と。
え? 亡くなった? ○○さんが?
まさかーーーーーーー。
身寄りのない、この高齢者さん。
猫さんの事もあり、その他の事にも私が転院や付き添いなどに立ち会いをして対応していた事も知っていた病院の方が連絡をくれたのでした。
亡くなってしまった。
何故?
ケガでの入院だったのに、肺炎を患ってしまったからなのか?
本人の引き取り、お葬儀、そして猫さんの事、え、どうすればいいの?
私は、町会の役員さん、行政、包括支援センター、南部や北部の保険センター、再度の病院へなど、あちこちに電話をかけまくりました。
全く予期していなかったあまりの突然の事に、何をどうすれば良いのか全く分からず、かなり慌てました。
方々に連絡をして、必要な事を詰めていきます。
まず、病院に残された荷物の引き取り依頼があり、向かいました。
そこで死因を聞いたのですが、教えてもらえたのは直接の死因のみで、そうなった詳しい経緯や処置の対応などは"身内"ではない為、話す事ができないのだそうです。
確かに私は"身内"ではありませんが、その"身内"の方がいない為、私がこれまで色々な事に立ち会い、対応をしてきました。
その高齢者の方は、私を信用、そして信頼をしてくれて、一番の気掛かりである大事な猫さんだけではなく、かなりの残高がある預金通帳も定期通帳も預けられていました。
ですが他人である私は、その方が亡くなられた今、どうする事もできません。
気掛かりな事はただ一つ、猫さんの事です。
どうすれば良いのか.............。
私が所属している尼崎の動物愛護団体では、数年前から"高齢者とペット"の問題に取り組んでいて、これまでに幾つもの事例に対応してきたので幹部に初動を仰ぎましたが、今回の事は稀な事例で対応に苦慮する事が予想されます。
とにかく今は何より猫さんの事です。
今から猫さんのお世話に行って来ます。
「最後まで猫の事を気にかけておられました。」
病院のスタッフさんの言葉です。
猫さんに何て言えばいいのか........。
胸が詰まります。
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虹の橋
兵庫県尼崎市瓦宮
電話番号 : 090-3949-2484
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