保護猫シェルターに数々の個別案件が入り、捕獲に追われています。

こんばんは、虹の橋です。

 

 

 

またまた日にちが空いてしまいました。(>_<)

 

 

 

 

書きたいことはたくさんあるのですが、如何せん毎日が忙しく、特に毎年この時期は大変です。

 

 

 

 

もういい年のオバちゃんは、毎日クタクタで、超苦手なパソコンに向き合う余力が乏しくて。(T_T)

 

 

 

 

 

 

少し前から始まった仔猫ちゃんシーズン。

 

 

 

 

保護猫シェルターの「保護猫ふみふみ」には、一気に仔猫ちゃんが増えました。

 

 

 

 

この時期、保護猫シェルターには、毎日のように外猫さんの相談があり、その殆どが仔猫ちゃんに関するものです。

 

 

 

全力で対応している「保護猫ふみふみ」の代表もスタッフもなかなか疲弊しています。

 

 

 

 

私もその中の一人です。(^-^;）　本当にクタクタです。

 

 

 

 

 

 

私が暫く前からTNRで関わっている所があります。

 

 

 

代表からの連絡で、尼崎のとある地区に行きましたが、そこはダブルで驚いた現場でした。

 

 

 

 

 

３軒続きの長屋なのですが、私はこの現場に10年近く前に来たことがありました。

 

 

 

その時もやはり、外猫さん絡みの件でした。

 

 

 

ですが、もう10年近く前の話です。

 

 

 

また猫さんが増えているのか？

 

 

 

 

 

驚いたことのもう一つは、この住宅です。

 

 

 

 

３軒続きの長屋で、猫の親子がいるという場所は真ん中の住宅です。

 

 

 

 

真ん中の家は、扉はあるものの、屋根はなく、家の中には何メートルもの大きな木が聳え立っています。

 

 

 

家の中は無残に朽ち果て、もう家ではなく、廃墟を越えてジャングルのようになっていました。

 

 

 

 

この家は勿論無人ですが、３軒続きの長屋の両隣には人が住んでいます。

 

 

 

 

強度や衛生的な面は大丈夫なのか？　と思うほどの現場です。

 

 

 

 

 

この現場の相談内容は、ママ猫さんと５匹の仔猫ちゃんがいるとの事でした。

 

 

 

 

先に「保護猫ふみふみ」の代表が仔猫ちゃん３匹を捕獲していました。

 

 

 

 

ママ猫さんも捕獲することができたので、避妊のオペをするため、運搬スタッフがそのまま病院に運んでくれました。

 

 

 

 

残る仔猫ちゃんはあと２匹。

 

 

 

 

代表は夜間まで粘りましたが、仔猫ちゃん達は中々出て来ません。

 

 

 

 

 

この場所は、一応家？の中で、住み着いているという事と、お隣に住む相談者のお爺さんが気に掛けてくれているので、この日は諦めてフードを置いて様子を見る事になりました。

 

 

 

 

翌日、オペ終わりのママ猫さんをリリースし、仔猫ちゃんの元へ返します。

 

 

 

 

残りの２匹を保護するため、毎日フードを置いて数日間、餌付けをします。

 

 

 

 

 

そして、捕獲の準備をして向かいました。

 

 

 

 

 

餌付けの効果で直ぐに１匹が捕まりました。

 

 

 

 

可愛い茶白君です。

 

 

 

 

ヨシ！あと１匹。

 

 

 

 

「保護猫ふみふみ」の代表もこちらに向かっていましたが、また別件の捕獲案件が入り、急遽そちらに向かいました。

 

 

 

 

 

代表の方の仔猫ちゃん２匹が捕獲できたとの連絡が入り、そのまま病院に行くため、こちらの茶白君１匹もピックアップをお願いしました。

 

 

 

 

 

その迎えを待っている間にママ猫さんが出てきました。

 

 

 

 

 

心配そうに捕獲器に入っている仔猫ちゃんを見ています。

 

 

 

 

離れて見ていると、捕獲器の傍、仔猫ちゃんの隣に寄り添っています。

 

 

 

 

猫さんは母性本能が強いので、ママ猫さんの前で仔猫ちゃんを捕獲するこの時は、いつもいつも胸が締め付けられます。

 

 

切ない声で、仔猫を返して、返して、と鳴くママ猫さんを見るのはとてもとても、本当に辛いです。

思い出すと食事が喉を通らない事があります。

 

 

 

 

 

あと、数ヶ月で子離れ、親離れをするのですが、自然界では今ではありません。

 

 

 

 

 

 

この時、一度だけでいいから、ママ猫さんとお話ができればいいのに。

 

 

 

 

 

あなたの大切なこの子達は幸せになる事、お腹を空かせる事はなく、暖かい部屋で安心して眠る事ができる事を伝える方法はないのか。

 

 

 

ママ猫さんがそれを理解できる方法はないのか。

 

 

 

 

 

 

それができない私は、自分の心を軽くするために色々と言い訳を探して、ママ猫さんに「ごめんね。」と謝る事しかできません。

 

 

 

 

ママ猫さんが命をかけて守っている大事な仔猫ちゃん達を、これまでたくさんたくさん取り上げてきた私はママ猫さん達の大きな恨みで地獄に落ちると常々思っています。

 

 

 

 

 

当然です。

 

 

 

 

 

でも私は、不幸になる、辛い思いをして苦しむ猫さんを無くしたい。

 

 

 

 

 

だから私は、仔猫ちゃんを奪われるというママ猫さん達を無くすため、TNRを続けます。

 

 

 

 

ママ猫さん達、本当にごめんなさい。